最近はホンダ車ばかりに乗っているけど、レースではいつも日産を応援している、根っからの日産ファンである「イシケン」です。そんなイシケンが大好きなレースカーを気まぐれで紹介するこのコーナー、第1回目は「PENNZOIL GT-R」です。

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R33スカイラインGT-R参戦の最終年、1998年にシリーズタイトル獲得

【Photo by 栗原淳】

1998年は、ペンズオイル・ニスモGT-R（エリック・コマス/影山正美）とZEXELスカイライン(鈴木亜久里/影山正彦)、カルソニックスカイライン(星野一義/黒澤琢弥）、ユニシアジェックススカイライン(長谷見昌弘/田中哲也)、ARTAスカイライン(本山哲/土屋武士)の計5台が参戦。ペンズオイル・ニスモGT-Rは、この年2勝してチャンピオンを獲得。また、ニスモチームとしてはペンズオイル・ニスモGT-RとZEXELスカイラインの2台で初のチームタイトルを獲得した年となりました。R33型スカイラインGT-Rで参戦する最終年でもあったため、日産ニスモ陣営としては有終の美を飾ることができたシリーズなりました。

【Photo by 栗原淳】

ペンズオイルGT-RのDNAは、R34スカイラインGT-Rになっても変わらず

【Photo by 栗原淳】

1999年、R34型スカイラインGT-Rの発売と同じくして、JGTCにもR34型が投入されました。この年の参戦は、ニスモのARTAゼクセルスカイライン(鈴木亜久里/ミハエル･クルム、アルミン・ハーネ)とペンズオイル・ニスモGT-R(エリック・コマス/本山哲、アンデルス・オロフソン)、インパルのカルソニックスカイライン(星野一義/影山正美)が開幕から新型のR34で参戦。ハセミモータースポーツのユニシアジェックススカイライン(長谷見昌弘/田中哲也)は98年型の改良型としてR33での参戦となりました。この年もペンズオイル・ニスモGT-Rが7戦中4レースで表彰台にあがり、ドライバーズチャンピオンを獲得しました。

【Photo by 栗原淳】

1年のブランクをあけて、2001年に再びペンズオイルGT-R登場

2000年はペンズオイルニスモGT-Rの参戦はなく、ニスモからはカストロールニスモGT-RとロックタイトゼクセルGT-Rの2台が参戦しました。その翌年2001年には再びペンズオイルニスモGT-Rが登場。エリック・コマス/影山正美組みで参戦し、優勝は第4戦の富士のみとなり、シリーズでは4位の成績となりました。この年からRB26DETTエンジンの重くて大きいという点がネックとなり、運動性能が他のスープラ、NSXと比較しても劣ってきていました。

R33型ペンズオイルニスモGT-Rのスペック（1998年）

【Photo by イシケン】

年式	1998年
型式	BCNR33
全長	4,675mm
全幅	1,880mm
全高	1,280mm
ホイールベース	2,720mm
トレッド（前/後)	1,560/1,535mm
車両重量	1,200kg以上
エンジン	RB26DETT (直6・DOHCツインターボ)　2,708cc
最高出力	368kW(500ps)以上/6000rpm
最大トルク	706N・m(72.0kgm)以上/4400rpm
サスペンション（前/後)	ダブルウィッシュボーン(前後共)
ブレーキ（前/後)	6ポッドベンチレーテッドディスク/4ポッドベンチレーテッドディスク
タイヤ	315-40-R18/335-40-R18

※引用元：NISSAN-HERITAGE-COLLECTION

R34型ペンズオイルニスモGT-Rスペック（1999年）

【Photo by イシケン】

年式	1999年
型式	BNR34
全長	4,600mm
全幅	1,885mm
全高	—-mm
ホイールベース	2,665mm
トレッド（前/後)	1,565/1,540mm
車両重量	1,200kg以上
エンジン	RB26DETT(直6・DOHC ツインターボ)　2,708cc
最高出力	368kW(500ps)/6,000rpm
最大トルク	706N・m(72.0kgm)以上/4,400rpm
サスペンション（前/後)	ダブルウィッシュボーン(前後共)
ブレーキ（前/後)	6ポッド・ベンチレーテッドディスク(前後共)
タイヤ	315-40-R18/335-40-R18