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【インタープロトシリーズ2016第1戦イベントレポート】

今月からmanaboonのライター&ドライバーになったイシケンです。 愛車は、GT-Rと言いたいところですけど、S2000。 過去にBNR32とBNR34に乗り、R32とR33のタイプMも乗っていたので、 気持ちはスカイライン好きということで♪ さて、そんなイシケンですが、これからイベントや適当に思いついたクルマのことをレポートしていければと思います。 今回は、富士スピードウェイにて4月2日、3日に開催されたインタープロト第1戦、第2戦の様子をレポートします。 あ、レースレポートではなく、こんなイベントだったよというレポートなので悪しからず。

■インタープロトシリーズって?

インタープロトシリーズ画像

【Photo by 栗原淳】

2013年に開幕したインタープロトシリーズ。このシリーズを立ち上げたのは、ル・マン24時間レースで日本人初の総合優勝を成し遂げ、現在は名門レーシングチームトムスの監督である関谷正徳さん。   今年で4年目となるインタープロトシリーズは、御殿場のレーシングガレージが一から制作したレーシングカー「kuruma」のワンメイクレースとなります。基本理念をドライバーによる戦いに置き、クルマの性能や開発競争による差が生まれないようにしている点が一番の特徴です。 インタープロトシリーズに使用される「kuruma」のスペックは、V6・4リッターエンジンを搭載し、トムスによるチューンにて340馬力を絞り出しています。モノコックはカーボンモノコックとパイプフレームを利用したハイブリッド構造となっています。   ドライバー同士の戦いに主軸を置くインタープロトシリーズでは、クルマを操る難しさと楽しさを持たせるため、ABSを始めとする電子デバイスは排除。GTウィングやカナードなどの空力デバイスも装着されず、ドライバーの腕が試される仕様となっています。 この「kuruma」を自在に操れるようになると、ドライバーとしてのスキルが高く、よりサーキットドライブを楽しめるようになっているそうです。 イシケンも運転してみたいものですが、参加されているジェントルマンドライバー(クルマを購入して自ら参戦する方)を見ると、リッチな方々のように感じるので、もっと仕事頑張らないとですね・・・。

■ジェントルマンドライバーとプロが同じクルマで戦う

インタープロトシリーズ画像 インタープロトシリーズは、ジェントルマンドライバー同士がレースを行うジェントルマンクラスと、同じ車にプロドライバーが乗り込みレースを行うプロクラスがあります。それぞれ、土日で2回のレースがあり、第1戦と第2戦という位置づけになっています。ほぼ同じコンディションの中で同じクルマにプロドライバーが乗り込みレースをするため、ジェントルマンドライバーにとってはとても勉強になることでしょう。 また、「kuruma」には助手席が装着されているのも特徴です。ジェントルマンドライバーがプロドライバーの横に乗る、もしくはその逆になるなどで、自分自身のドライビングをプロにチェックしてもらえる環境が整っています。このようにして正確なドライビング技術を身につけ、毎レーススキルアップして楽しむのがこのシリーズのいいところだと感じました。 ちなみに、自分自身で参戦しようと思うと、車両価格で2,180万円。メンテナンスとタイヤ4セットで年間1,000万円だそうです。そして、プロドライバーと契約することになると思うので、ドライバーの契約料その他諸経費が発生しますね。う~ん、仕事を頑張っても難しいので、独立して会社やるか宝くじが当たるのを待ちます。

■レース以外に楽しめるコンテンツがいっぱい

s_P_20160403_134952 s_P_20160403_135039 インタープロトシリーズは、メジャーなシリーズではないですが、パドックでは出展ブースもありレース以外でも楽しめるようになっています。第1戦、第2戦ではスーパーカーの同乗走行やJeepの悪路走行を体験できるブースなど、見るだけではなく体験型のブースが多いのが特徴です。 そしてピット内では、PlAYSEATS社が出展していました。レースゲームを室内でやる際に、より実車に近い環境を作ることができるシートを販売している会社で、プレイステーションゲームのグランツーリスモを体験できるブースを出展していました。ここになんとGT500ドライバーの佐々木大樹選手が来てプレイしました。
PLAYSEATS画像

【Photo by 栗原淳】

さすがはGT500ドライバーで、グランツーリスモですがとてもうまかったです。レースゲームでもより実車に近い環境でプレイすると感覚も実車と似てくるのかもしれませんね。ということで、イシケンも体験してきました(笑)
PLAYSEATS画像

【Photo by 栗原淳】

セバスチャンベッテルが見守る中富士スピードウェイを走ってきました(笑) 結論、むちゃくちゃ下手くそでした・・・。普段はコントローラーでレースゲームをやるので、ステアリングやペダルが付くと感覚がわからなくなってしまいました。それなりにこの環境での練習が必要ですね。

■ジェントルマンクラスはB-MAXレーシングのDRAGON選手が圧勝

日曜日の第2戦から観戦に行ったのですが、当日はあいにくの雨。ウェットコンディションでのレースとなりました。予選でポールポジションを獲得していたDRAGON選手は、スタートから2位以下を突き放し、20秒近くの差をつけてチェッカー。F3レースにも出場しているDRAGON選手なので、ウェットコンディションとなると、さらにその経験が活かされたレースとなっていました。
B-MAXレーシング画像

【Photo by 栗原】

プロクラスでは、平手晃平選手がポールポジション。プロクラスの第1戦はハーフウェットコンディションでのレースとなりました。ポールから飛び出したチームクロサワの平手選手は、10周レースを一度も抜かれることなくフィニッシュ。2位の松田次生選手に2秒の差をつけてチェッカーとなりました。3位以下は常に接戦のバトルが展開され、1秒から4秒差の中に3位から6位までが入っていました。ダンロップコーナーで見ていましたが、毎週鋭いブレーキングで見ごたえがありました。 プロクラス第2戦は、第1戦が終わってすぐにグリッドにつくというインターバル。タイヤは第1戦に使用したままで戦うことになるようで、平手選手がポールからスタートして数周はトップをキープしていましたが、徐々にドライに変わってきた路面によって、10周もタイヤが持たずに脱落。第2戦の優勝はチームJ-POINTの松田次生選手となりました。
インタープロトシリーズ画像

【Photo by 栗原】

インタープロトシリーズ結果:http://www.interproto.jp/schedule/_2016/schedule2016.html 初めてインタープロトシリーズを観戦しに行きましたが、マイナーなレースではありますがとても楽しめました。特にプロクラスのレースは接戦バトルが10周続くため見応え満載です。ワンメイクで性能差がないため、プロドライバー同士ですと差が離れないです。パドックでも子どもが楽しめるコンテンツを数多くやっていますし、有料ですが女性が楽しめるサービスも用意しているなど、子どもも女性でも楽しめるようなイベントになっています。富士スピードウェイで今年も開催されるので、関東にお住まいの方は観戦にいかれてみたらいかがでしょうか。 次戦は、6月25日(土)- 26日(日)開催です。 富士スピードウェイの入場料だけで観戦できますよ~。 インタープロトシリーズオフィシャルサイト:http://www.interproto.jp/index.html

■インタープロトシリーズ第1戦、第2戦ギャラリー

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