スカイラインGT-R(BNR32)画像 スポーツカー専門店MANABOONのイシケンです。今回はスカイラインGT-Rの中でも、BNR32についての魅力に迫りたいと思います。私は約3年BNR32を所有して、街乗りからサーキット走行までガンガン乗りました。これからスカイラインGT-R(R32型)を中古で購入しようと思っている方や、いつか買いたいと思っている方も多いかと思います。そのような方々が読んで参考になるように、私の経験も踏まえて魅力や不満点、そして購入後に必要なメンテナンスや維持費などについてご紹介します。

スカイラインGT-R(R32型)とはどんなスポーツカーなのか

1989年から1994年まで発売されたBNR32型スカイラインGT-Rは、当時圧倒的な人気を誇っていたツーリングカーレース、グループAでの総合優勝を狙って開発されたスポーツカーでもあります。搭載されるエンジンは、カタログ値で280PSを誇る名機RB26DETT。2,568ccのツインターボエンジンは、レース用に開発されたエンジンであるために、チューニング次第では500PSを超える実力を持っていました。 カルソニックスカイライン画像 そのような生い立ちもあり、BNR32が発売された以降、チューニング業界には大きな変化と衝撃をもたらし続けたエンジンでもあります。また、この圧倒的なパワーをロスなくトラクションに変えるために、当時としては最先端の4WDシステムが採用されました。ご存知の方も多いと思いますが、この時に開発された4WDシステムはアテーサET-Sと呼ばれ、通常走行では後輪駆動、スリップを感知するとフロントが駆動して、最大で前後50:50の4WDになるような設計でした。このシステムはその後進化を続け、現在新車で発売するR35GT-Rにも搭載されています。

R32GT-Rの魅力と不満

スカイラインGT-R(R32)画像 どんな車にも魅力と不満な点があるものです。それはスカイラインGT-R(R32)にも言えます。第2世代のGT-Rの中では一番年式が経過しているモデルになりますが、BNR32だからこその魅力と不満な点がございます。購入後にそんなんではなかったと思わないようにご確認ください。

第2世代GT-Rの中で唯一軽量コンパクトで軽快

スカイラインGT-R(R32)画像 スカイラインGT-R(R32)の一番魅力は、なんといっても軽量コンパクトであることです。GT-Rは重くて曲がらないというイメージを持っている方も多いと思いますが、32Rは別です。1989年発売当初のモデルは車両重量1,430kg。後に安全基準が改訂されて、両サイドドアにバーが入ったため1,480kgとなりました。それでも1,500kgを切っており、第2世代GT-Rの中では一番軽快に曲がります。また、0からの加速も軽やかに伸びていくなど、33Rや34RのGT-Rでは味わえない魅力です。

エアロが似合わない完成されたそのルックス

スカイラインGT-R(R32)画像 不思議とエアロパーツが全く似合わないBNR32。その完成されたルックスは、グループAレースで勝つために作られたエアロデザインが純正で装着されているからです。逆にオリジナリティを出せないなどありますが、正統派ならニスモダクト、ニスモサイドシェル、ニスモリアスポイラーを装着するまでにとどめるのがベストです。この洗練されたエクステリアは、BNR32の一番の魅力かもしれません。

それでもやっぱりエアロパーツを装着したいあなたへ

Beeレーシングのオリジナルエアロキットは、純正ラインを残しており、正統派としてはおすすめのエアロパーツです。
Beeracing R32オリジナルエアロ画像

参照元:Beeレーシング(http://www.bee-r.com)

ヤナックのオリジナルエアロキットは、純正の雰囲気は残しつつ、GTルックにしたい方におすすめのエアロパーツです。
ヤナックBNR32オリジナルエアロキット

参照元:ヤナック(http://www.yanack.co.jp)

事故したら直せない、部品が壊れても新品部品で直せない

新車で販売されてから既に25年以上が経過しているスカイラインGT-R(R32)は、部品の供給がストップしている箇所が多くあります。フレームやパネルなどの外板パーツは廃盤となっている為、事故を起こすと新品部品を使って直すことはできないのです。 ※2017.10現在、いくつかのフレームやパネルが少ロットですが作られたようです。 パネルやフレーム修正で直せるような事故なら大丈夫ですが、パネル交換を必要とする事故を起こすと廃車にするか、部品取り車を見つけてきてパネルを再利用するかと言う選択になります。また、各種部品も廃盤になっているものが多いです。 BNR32 エンジン画像 代表的なところで言うと、エンジンはもう新品では供給されていないです。ダッシュボードやドアパネルなどの内装パーツも廃盤です。経年劣化しているから新品に交換しようとしても交換できないのです。 では、ボロボロになるのをただ見過ごすしかないのかと言うと、そうでもありません。GT-Rは根強いファンチューニングショップのおかげで、アフターパーツが豊富にラインナップされています。内装に関しても補修できるショップもあります。また、中古部品もまだ多く流通している為、それらをうまく活用してメンテナンスすることが可能です。 スカイラインGT-R(R32)事故画像

維持費は修理費用次第?!定期的なメンテナンスが32Rには必要!!

維持費には、車を所有したら必ず発生するお金と、突発的に発生するお金があります。必ず発生するお金としては、自動車税、自動車重量税、自賠責保険と任意保険。それ以外に駐車場代やガソリン代が固定で発生します。ローンで購入された方はこれらにローン支払いが追加されてきます。ローンは除いたとして、ざっと固定で発生するスカイラインGT-R(R32)の維持費を算出してみました。

BNR32を所有すると発生する維持費

自動車税:58,600円(1年1回) 自動車重量税:37,800円(2年1回) 自賠責保険:25,830円(2年1回) 自動車保険:40,860円(1年1回) 駐車場代:10,000円(毎月) ガソリン代:19,444円(毎月) ※ 自動車税は新車登録から13年経過している為、標準税額よりか15%増 ※ 自動車重量税は新車登録から18年経過している為、標準税額よりか割増 ※ 自動車保険の算出条件は、年齢30歳、免許の色ブルー、6E等級、本人限定、30歳以上補償、年間走行距離11,000km以下、主に家庭用、対物対人無制限、人身傷害3,000万、他車運転特約ありとなります。 ※ ガソリン代は、年間10,000km走行、リッター6km、ハイオクガソリンリッター140円で計算しています。 ※ 自動車重量税と自賠責保険料は、車検の時に支払います。 ※ 条件が異なると金額は変わります。参考までにご覧ください。 これらの金額は駐車場代を除き必ず発生します。中古車を購入する際はご自身の支払い能力的に問題ないかチェックしておきましょう。また、古い車なので、ノーメンテナンスで乗ることは不可能です。メンテナンス費用をどれだけかけるかで維持費は変わりますが、かけた分だけ長く乗れることは間違いないです。 車を買うことだけで精一杯だと修理費用を捻出することができずに乗れなくなってしまいます。余裕を持った支払いが可能かを確認してから購入するようにしましょう。

スカイラインGT-R(R32型)を中古車で買うならメンテナンス履歴は必須チェック!!

RB26DETT画像 ここまで記事を読んでこられていたらわかるかと思いますが、購入後のメンテナンス費用を少しでも抑えることや、これまで大事にメンテナンスされて乗ってきた車かどうかを購入時は確認しましょう。ただ、何が交換されていたら良くて、何が交換されていなかったら悪いのかがわからないと思います。 そこで、ここだけはチェックしておきたいメンテナンス項目を洗い出しました。

中古で購入時にチェックしておくメンテナンス項目

・エアフロセンサー ・パワートランジスタ ・点火ハーネス ・点火コイル ・クラッチ ・HICAS ・Gセンサー ここであげた部位は、トラブルが出やすいパーツで且つトラブルが出ると走行できなくなります。また、HICASやGセンサーなど、警告灯が点灯して車検に通らなくなる部位でありながら、交換するとなると出費がかさむものになります。そのため、これらのパーツが交換されていたら安心です。ただ、ここであげたパーツの交換履歴が確認できなかったから買わないほうがいいということはありません。交換されていなかったり、確認ができなかったら、後々のメンテナンス予定に入れておくという考えで良いと思います。

レストア費用はどこまでやるか次第!!

第2世代GT-RもR32となると旧車の域に入っており、レストアして新車に近い状態に戻したい。一生乗れるように復活させたいという方も多いと思います。 この記事を読んでいる方の中には、GT-Rマガジンを読んでいる方もいるかと思いますが、レストアで有名なのが神奈川県に拠点を構える「カナザワボディリペア」。数々の第2世代GT-Rをレストアされており、全国のGT-R乗りから厚い信頼が寄せられています。 BNR32レストア画像 参照元:カナザワボディリペア カナザワボディリペアのブログを見ていると、そのスキルの高さが伺えます。GT-RマガジンVol,125号や126号では、レストアに関する紹介があるので、気になる方はバックナンバーを取り寄せてはいかがでしょうか。 また、ガレージヨシダでは、新車メーカーがホワイトボディの状態で行っている電着塗装を可能としました。電着塗装とは、水性塗料や水溶性樹脂を電解液とし、電着作用によって金属表面に塗料や樹脂の塗装膜を作ることです。これをプールのようなところにボディを沈めて塗装することで、隅々まで塗装することができ防腐の役割にもなります。 電着塗装 BNR32画像 参照元:ガレージヨシダ せっかくレストアしても、また錆びてきてしまっては意味がありません。特にレストアでは溶接を行うので、溶接箇所からサビがでる可能性があります。電着塗装をすることで、レストア後のボディをサビから守り、長持ちさせることができます。こちらもGT-RマガジンのVol,125号、126号で紹介されています。工程はガレージヨシダのブログにて詳しく紹介されています。 カナザワボディリペアもガレージヨシダも、レストア費用については現車確認での見積もりになります。ボディの状態によって金額が変わるので当たり前ですね。また、全国から依頼のある板金屋さんなので、作業待ちは数ヶ月になることは覚悟しておきましょう!

年式相応のガタあり!!ツボを抑えたリフレッシュしたいポイント

長く乗って行くためにも各部リフレッシュしていきたいものですが、車のパーツは数十万点という部品で構成されています。全てをリフレッシュできれば良いですが、お金も時間もかかってしまいます。そこで、ここでは体感できるオススメのリフレッシュポイントをご紹介します。

BNR34GT-Rのリアメンバー移植で快適な乗り心地に!!

BNR32のリフレッシュメニューの中でも定番なのがシャーシリフレッシュです。シャーシと言われてもピンとこない方もいるかと思いますが、アームやメンバー、ハブやドライブシャフトなどです。スカイラインはマルチリンク式サスペンションなので、多くのアームで構成されています。乗り心地が良く、トラクションがかかりやすいなどのメリットがありますが、ブッシュがへたってくると逆に影響も大きくなります。そこのリフレッシュをするだけで、快適な乗り心地に変わります。微振動が発生していたのがおさまったりと、へたった状態に慣れていると気づかなかったことが、リフレッシュすると良くわかります。 そして、最近はリアメンバーにBNR34のメンバーを移植するというのも定番化しています。R34のメンバーになってから、ロアアームをはじめ各部ジオメトリー位置が変更され、リアのトラクションがより掛かるようになっています。山梨県のカーショップポルシェでは、ジオメトリ位置の適正化を図るために、オリジナルのリアメンバー変換ブッシュを作っていたりもします。

ミッションリフレッシュはオートギャラリー横浜がおすすめ!!

BNR32の弱点の一つでもあるミッション。メンテナンスが悪いとガリガリな状態のものもあります。りフレッシュでおすすめなのが、オートギャラリー横浜で販売している「スーパーソフトミッション690」です。強化ダブルコーンシンクロを1速~5速まで採用し、泣き所であったシンクロの弱さを改善しています。価格は純正下取りで税抜き24万円となっています。

エンジン補記類は壊れる前にリフレッシュ!!

BNR32でよく発生する補記類トラブルは、メンテナンス履歴をチェックの項目でもご紹介したパーツと合わせて、以下のパーツになります。 ・ エアフロセンサー ・ パワートランジスタ ・ 点火ハーネス ・ 点火コイル ・ O2センサー これらのパーツがトラブルを起こすと、エンジンが止まる可能性があります。トラブルの症状としては、アイドリングが不安定になる、エンジン回転数がアクセル踏んでも上がらないなど、症状としてはすぐにわかります。 完全にパーツがダメになってしまってからだと遅いので、いつから交換しているか不明な場合は、トラブルが発生する前に交換しておくと安心でしょう。

傷んだ内装のリフレッシュもまだ可能!!

純正の新品にリフレッシュというのが難しくなっているBNR32の内装。そこで、各部痛みそうな部位を本革に張り替えてしまうというのもリフレッシュの一つです。内装の本革張り替えで有名なのがロブソンレザーです。こちらの商品を活用した内装リフレッシュプランというのが、神奈川日産のK’sファクトリーでメニュー化しています。 続いて、ダッシュボードの補修です。中央のエアコンルーバーあたりが浮いてきてしまう症状は定番ですね。この他にも経年劣化で割れや切れなどが発生したりもします。このような際には、内装リペアのトータルリペアにて作業が可能です。ただし、トータルリペアは個人個人が加盟店というスタイルで運営しているため、個人のスキルによってできる方とできない方がいます。 こちらの方は修理された実績があるようですね。

まとめ

「32Rに乗りたい!軽量ハイパワーを楽しめるスカイラインGT-R(R32型)の魅力とトラブルに迫る」というタイトルで、魅力とトラブル、その解決法についてご紹介してきました。これだけの年数が経過してもなお、国内海外含めて人気がある車も珍しいのではないでしょうか。中古車価格は輸出の影響もあり高騰中です。この流れは今後も続くことでしょう。乗りたい方は早めに購入して、少しずつメンテナンスしながら乗り続けることをおすすめします。 購入からメンテナンスまでMANABOONではサポートいたします。まずはお気軽にお問い合わせください。

特別付録 R32GT-Rのモデル紹介(発売時期・価格など)

■ベースモデル

発売開始:1989年8月21日 価格:445万円 10モード/10・15モード燃費:7.0km/L 排気量:2,568cc エンジン出力:280ps エンジントルク:36.0kg・m

■GT-Rニスモ

500台限定で生産された特別仕様モデル。当時人気を誇っていた全日本ツーリングカー選手権(通称グループA)用のホモロゲーション用取得を目的に生産されたモデルです。専用のエキマニを装備し、タービンはより強いブースト圧に耐えらえるメタルタービンへ変更されました。また、エアコン・オーディオ・リアワイパー・ABS・インタークーラーグリルが外され、ベースモデルよりか軽量に作られています。外装では冷却効率の改善と空力特性の改善を図るため、ボンネット先端のグリル上部にフードトップモールおよびフロントバンパーに開口箇所をダクト追加し、サイドシル後部にリアタイヤ周りの整流効果のあるプロテクターを装着。リアには小型のリアスポイラーが付与されました。 発売開始:1990年3月11日 価格:441万円 10モード/10・15モード燃費:不明 排気量:2,568cc エンジン出力:280ps エンジントルク:36.0kg・m

■GT-R N1

現在のスーパー耐久レースである、N1耐久レースへ参戦するために設計されたベースモデルです。エアコン等の快適装備は撤去され、ABSも撤去されたモデルとなります。エンジンブロックは、N1ブロックと呼ばれる肉圧を増加させ、出力アップによる耐久性を持たせた仕様となっていました。その他、NISMO純正ホイール、NISMO製ステアリング、マフラー、ストラット・タワーバー、大型化されたブレーキローター(これによるピンホールの廃止、ブレーキ導風板の追加)、角型2灯式ハロゲンヘッドランプへの換装が行われていました。また、車体色はクリスタルホワイトのみの設定となっていました。 発売開始:1991年7月19日 価格:430.5万円

■GT-R中期モデル

両ドアに衝突安全装備のサイドインパクトビームを追加したことから、重量が1,430kgから50kg増の1,480kgとなリました。また、ヘッドランプがH3からH1規格に大型化。エンジンクランクシャフト形状やシリンダーブロックにも補強が行われました。そして、細かなところでは、シートベルト警告灯、エアバッグ設定の追加、ボディ色としてクリスタルホワイト、スパークシルバーメタリック、グレイッシュブルーパールが追加され、ジェットシルバーメタリックが廃止されました。 発売開始:1991年8月20日 価格:451万円

■GT-R後期モデル

クラッチがプッシュ式からプル式になり、トランスミッションのシンクロメッシュ改良が行われました。 発売開始:1993年2月3日 価格:454.5万円

■GT-R Vスペック

車両重量が思い32GT-Rにとってブレーキはレースを戦う上では弱点の一つでした。そこで、標準車のフロントブレーキローター径296mmに対して324mm、リアブレーキローター径297mmに対して300mmにそれぞれ大径化し、ブレンボ製ベンチレーテッドディスク(フロント4POT、リア2POT)と225/50R17インチBBS製ホイールを装備したVスペックモデルを設定しました。N1もこれに準拠する形でVスペックN1となり、N1耐久レースでのブレーキトラブルを軽減することとなりました。また、これに合わせてサスペンションの再セッティングと、ATTESA E-TSのロジックパターンが変更されています。車重は1,500kgとなりました。 発売開始:1993年2月3日 価格:526万円 10モード/10・15モード燃費:8.2km/L

■GT-R Vスペック2

基本的なスペックはVスペックと同じとなり、コーナリングスピードの向上を図るために、タイヤを245/45R17にしたものとなります。 発売開始:1994年2月14日 価格:529万円 10モード/10・15モード燃費:8.2km/L

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