GT-R LM ルマン公認用ロードカーが日産ギャラリーに
イシケンです。先日、大興奮する出来事がありました。スカイライン好き、GT-R好きなら横浜にある
日産グローバルギャラリーに今すぐに行った方がいい！！なんと、スカイランニスモGT-R LM ルマン公認用ロードカーが展示されているのです。
世界3大レースの1つ、「ルマン24時間レース」。フランスのサルトサーキットにて毎年6月に開催されているこのレースに、95、96年と日産ワークスとしてR33GT-Rにて参戦。この時のホモロゲーション取得用GT-Rがこの車になります。当時の規定として、ルマン出場には必ず1台以上ベース車両を登録しなければならなかったため、1台のみ製作されたロードカーがこれになります。
搭載されるエンジンはもちろんRB26DETT。排気量はネット上の情報では2,800ccにアップされているそうですが、展示車両のインフォメーションには2,600ccの表記となっていました。最高出力は305PS。駆動系はレース車両同様にFRとなり、アテーサE-TSは取り払われています。また、サスペンションも純正のマルチリンク式からダブルウイッシュボーンに変更されており、トレッドもレース車両に合わせて拡大されています。この車両の登録は当時イギリスで行われたため、灯火類などはイギリスの法規に合わせてあります。
スカイラインニスモGT-R LM ルマンロードカーのスペック
全長：4,675mm
全幅：1,880mm
全高：1,300mm
ホイールベース：2,720mm
前後トレッド：1,550mm/1,580mm
車両重量：1,580kg
サスペンション前後：ダブルウィッシュボーン
ブレーキ前後：4ポッドベンチレーテッドディスク/2ポッドベンチレーテッドディスク
タイヤ：265-35-R18(前後)
エンジン：RB26DETT(直6ツインターボ)
総排気量：2,568cc
最高出力：305PS/6,800rpm
最大トルク：38.0kgm/4,500rpm
ルマン24時間レースに出場したニスモ GT-R LMのスペック
実際に出場したレース車両のスペックはこんな感じでした。
こちらの車両は95年出場車両のスペックとなります。
| 年式 |
1995年 |
| 型式 |
BCNR33 |
| 全長 |
4,675mm |
| 全幅 |
1,880mm |
| 全高 |
1,320mm |
| ホイールベース |
2,720mm |
| トレッド（前/後) |
1,570/1,550mm |
| 車両重量 |
1,280kg以上 |
| エンジン |
RB26DETT(直6・DOHC ツインターボ) 2,568cc |
| 最高出力 |
331kW(450ps)以上/7,200rpm |
| 最大トルク |
490N・m(50.0kgm)以上/4,400rpm |
| サスペンション（前/後) |
ダブルウィッシュボーン(前後共) |
| ブレーキ（前/後) |
ベンチレーテッドディスク(前後共) |
| タイヤ |
315-40-R18/335-40-R18 |
96年参戦車両のスペック
| 年式 |
1996年 |
| 型式 |
BCNR33 |
| 全長 |
4,675mm |
| 全幅 |
1,880mm |
| 全高 |
1,300mm |
| ホイールベース |
2,720mm |
| トレッド（前/後) |
1,560/1,535mm |
| 車両重量 |
1,250kg |
| エンジン |
RB26DETT改 (直6・DOHCツインターボ) 2,795cc |
| 最高出力 |
441kW(600ps)以上/7,000rpm |
| 最大トルク |
617N・m(63.0kgm)以上/5,500rpm |
| サスペンション（前/後) |
ダブルウィッシュボーン(前後共) |
| ブレーキ（前/後) |
4ポッドベンチレーテッドディスク(前後共) |
| タイヤ |
315-40-R18/335-40-R18 |
スカイラインニスモGT-R LM ルマンロードカーギャラリー
日産グローバルギャラリーでは、歴代GT−Rの展示が現在されています。なぜかR34の展示はありませんが、ハコスカGT−RからMY17モデルの最新R35GT-Rまで展示されています。国内ではここでしか最新のMY17GT-Rは見れないので、スカイライン好き、GT−R好きなら訪れてみてはいかがでしょうか。次回のイシケンコラムではそんな日産グローバルギャラリーで観れるGT-Rをご紹介します。
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